建前(波方の家)
- 2019.10.16
先日、波方町で建前が行われました。
台風が早めに逸れてくれたので最高の天気の元で行うことができました。ちなみに建前晴れ確率はかなり高めだと自負しています!
南北に長い敷地且つ、一階の面積が大きいプランです。その中で家の中央部分に南向きの日射をどのように取得するか工夫したお家です。
一階部分が大きく下屋根(一階の屋根)が二階と絡む部分が多かったので筋かいの替わりの耐力面材を先行して張ります。
建前の際にいつも感じることなのですが、野地板(屋根の下地)を張る前のこのパーゴラ状態の時、最高に気持ちいいんですよね~。いかに気持ちの良さは外部からもたらされるものかということを再考させられます。
今回は大工の長谷部くんの面材プレカットがバッチリでかなり順調に進みました。
後日、家全体の耐力面材を張ると家全体のプロポーションがわかるようになります。(台風に備えてブルーシート養生してますが)
道路斜線制限という法規上の高さ制限をクリアするためでもありますが、屋根のスタート位置をあえて低くしている部分があります。
そうすることで軒先の高さが低くなるので、全体的に重心が低く、のっぺりとしないかっこいいプロポーションになります。
更に、町並みに対して圧迫感を生まずに町に配慮した佇まいになります。
「今だけ」「自分だけ」でない利他的な思いも住宅設計に活かしていきたいと思います。
O様、おめでとうございました。これからもしっかり丁寧に家づくりを進めてまります!
おしまい