出張③
- 2018.06.05
東京建築巡りDAY2です。
1日目の夜は東京の友達と朝4時まで飲んでいたので、DAY2前半はかなりしんどかったです。笑
そして東京は4時すぎには空もかなり明るくなってました。その分夕方に太陽が傾くのも早く感じました。
DAY2一発目は丹下健三設計の東京カテドラル聖マリア大聖堂です。
建築に造詣深いタレント、マツコ・デラックスも大好きだといっていました。
ちなみに僕は2日間でこのカテドラル教会が1番ぐときました。
内部には入れましたが撮影禁止のため写真はなしです。
宗教の建築ってドラマチックなものが多く軸線やトップライトやコンクリート打ちっぱなしの一発仕上げの大空間などぐっとくるポイントがとても多かったです。
板金と洗い出し?欠き落とし?の質感と取り合い。
次は東京カテドラル聖マリア大聖堂から歩いてすぐの位置にある菊竹清訓の自邸「スカイハウス」へ。こちらも現在お住まいなので外からコソコソ拝見。
モダニズム~メタボリズムの界隈の建築家の中でもだいぶぶっ飛んでいるイメージがある建築家の自邸であり、現在は増築もされており周辺から見るとよくわかりませんが、4本の柱で宙に浮いおりまさに「スカイハウス」!
(インターネット上の画像を無断転載)
続いて先日世界遺産に登録された国立西洋美術館へ。
さっきからモダニズム、モダニズム言ってますが、こちらがモダニズム建築の生みの親、近代建築の巨匠ル・コルビジュエの東アジア唯一の作品です。音楽でいうビートルズみたいな誰でも知っている音楽家のルーツみたいなもんです(大雑把)
丹下建築にも見られる一階部分が柱に持ち上げられたピロティ空間(改修でピロティ部分はだいぶ小さくなったようです)
内部にはドラマチックな三角のトップライトが。自然光で美術鑑賞して欲しいという願いがあったようです。
どこか抽象画のようなデザインで世界中の建築家たちが参考にしたデザインの片鱗がちりばめられていました。(といっても西洋美術館の詳細な実施設計は日本人の弟子たち(前川國男とか)がしています。)
西洋美術館からすぐ国立博物館の園内にある法隆寺宝物館へ。こちらは世界で最も美しい美術館を設計する建築家谷口吉生の作品です。
広島の中工場以来の氏設計の5作目の作品見学になりました。
ディテールなどキレイに納めている部分が随所に見られますが、空間も美しくフォトジェニックな建築です。
少しいいカメラのオート設定で素人でもこんな写真が撮れました笑
内部展示室の空間構成はざっくりな感じでしたがある意味外国人受けする部分はこういところなのかなとも思いました。
意味がないことを見せつけるエントランスの庇もしっかりチェックしました。
素晴らしい。
空港に向かいながら西沢立衛(SANAA)の森山邸(集合住宅)をさらっと見て松山への帰路へ着きました。
それにしても、めちゃくちゃ歩いたな~。2日間で30kmぐらい歩いたと思います。7/1の石鎚山お山開きへ向けたいいトレーニングができたと思います。笑
連れて行っていただいた専務と会社に感謝の意を表して終わります。