パッシブハウス見学
- 2018.02.01
松山市にあるアーキテクト工房Pureの社長の自宅でもある「大間の家」の完成から1年を経てのオープンハウスに参加させていただきました。
学生時代の同期の方がお手伝いしていることもあり、省エネにこだわった家づくりをしている会社であるというこは知っていいたものの、大間の家を見学したい!となったのは去年発売されていた建築知識ビルダーズという雑誌の表紙に載っており、日本エコハウス大賞を受賞したという内容を見たのがきっかけでした。
同業者でありながらアーキテクト工房Pureさんの宣伝になってしまうかもしれませんが、日本最先端のエコハウスを勉強できるのだから四の五の言ってられません!
同業者なのにすみません、、、と言いながらも、快く見学させていただき、偶然高校の同級生だった現場監督には細かくご説明していただき感謝感謝です。
当日は県外から設計士の方や工務店の方も日本最先端のエコハウスを見学に来てかなり専門的な話をしていました。
断熱の厚さや蓄熱のための土壁、気密のとりかた、ブラインド内蔵のアルミクラッド木製トリプルサッシ、エアコンの風の循環や換気、ガラリを設けての自然対流、、間取り、薪調理器付キッチン、集熱装置、などなどなどなど。省エネに関する工夫・設備・造作がたくさんされていながらも、自然素材を使用し、全体のデザインもしっかりされており、総合的な質の高さ(高スペック感)を感じました。そして何より真冬で家中の温度が22~23℃で一定なのが暖かくうらやましい!
日本の最先端であるこの大間の家の省エネ(断熱?)レベルがドイツでは新築の最低基準らしくドイツの環境への考え方の先進性も伺えます。
なぜ省エネ(断熱)が必要かというと、地球温暖化の為に世界基準で二酸化炭素の排出量を・・・という話は長くなるので置いておきますが、省エネ、断熱、気密等は僕の中で今もっとも関心が高い事柄です。
僕が省エネ(断熱)にこだわりたい理由は大きく2つです。
①生活の中のストレスをなくしたい
室内の温度変化が体へ大きな負担を与えています。温度変化によって浴室で亡くなられる方は日本中で交通事故で亡くなる方より多くなっており、ヒートショックによる死亡者数は寒い北海道・東北より南国である四国の方が多いという問題もあります。断熱されていないからでしょうね。また温度変化による負担を少なくすることでアレルギーが抑えられるという研究結果もあるようです。
②省エネに対する意識をあげる
断熱されていない家でも生活はできます。しかし冷暖房費などのランニングコストが必要になります。3.11の震災後のエネルギー不足から、もう少しエコな生活をした方がいいのではないかとみんな思ったはずです。自分の家に必要なエネルギーを減らし、自分の家のエネルギーは自分の家で作ることができれば、供給されるエネルギーに依存しなくていいのではないかと考えます。
ざっくりの話になってしまいますが、ぼんやりとそんなことを考えています。
横田建設の特長である、おもしろいプランニング(間取り)も断熱をしっかりすることによって、もっと開放的にもっとおもしろくできるのではないかと考えています。吹き抜けとか2階リビングとか北向きの部屋とか。
断熱の数値にかりかりして縮こまるのではなく、断熱で手に入れるおおらかで豊かな生活です(めっちゃ抽象的。笑)
断熱、デザイン、プラン、コスト、全てをいい条件でお客様に提供できるように工夫・勉強・努力・情報収集を続けないといけないなと感じた2018年の始まりです!
1日4本のブログをこれにて締めくくります!
おしまい